Yasu B. ブログ

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乳幼児向け肺炎球菌ワクチン

肺炎球菌による子どもの病気は?

肺炎球菌は文字通り、肺炎の原因になる細菌です。でもそれだけではありません。ほかにも、細菌性髄膜炎、菌血症、中耳炎といった病気を起こします。

肺炎球菌というのは実はそこら中にいる菌で、子どもの多くが鼻の奥や気道に保菌しています。保菌しているだけでは問題ありませんが、残念ながら小さな子どもは肺炎球菌に対する抵抗力をもっていませんので、比較的簡単に肺炎球菌に感染してしまいます。

カゼをひくと中耳炎になることがありませんか?これはカゼによって粘膜の抵抗力が落ちると、耳で感染症を起こすためです。

このように、肺炎球菌は、耳で感染症を起こすと「中耳炎」に、肺に入り込んで「肺炎」に、血の中に入り込んで「菌血症」に、脳や脊髄を覆っている髄膜の中に入り込んで「細菌性髄膜炎」を発症します。

これらの病気は、もちろん他の細菌やウイルスが原因で起こることもありますが、肺炎球菌が主要原因であることがほとんどで、菌血症では80%(1番目)、肺炎の場合は30%(1番目)、細菌性髄膜炎では20-30%(2番目)、細菌性の中耳炎の場合は30%(2番目)が肺炎球菌が原因となっています。

小児用の肺炎球菌ワクチン

子どもの肺炎球菌感染症は、小児用の肺炎球菌ワクチン(プレベナー)で予防できます。小児用の肺炎球菌ワクチンは2009年現在100カ国近くで使われていて、定期接種をしている国では細菌性髄膜炎などの重い感染症の発症率が98%下がりました※。(アメリカでは2000年から小児用肺炎球菌ワクチンを定期接種しています)

2007年に、WHO(世界保健機関)は小児用の肺炎球菌ワクチンを世界中で定期接種とするように推奨を出しました。それだけ先進国・発展途上国を問わず各国で肺炎球菌による病気の被害が多いためです。

小さな子どもは肺炎球菌に対して抵抗力をもっていませんが、小児用の肺炎球菌ワクチンを接種すると抵抗力ができるようになるので、一番この病気にかかりやすい年齢の間、肺炎球菌からお子さんを守ってあげることができます。

プレベナーは、約90種類ある肺炎球菌の血清型のうち小児において侵襲性肺炎球菌感染症を引き起こすことが多い7つの血清型(4、6B、9V、14、18C、19F及び23F)を選んでワクチン化したものです。国内における侵襲性肺炎球菌感染症の約80%は、プレベナーに含まれるこの7つの血清型の肺炎球菌によって引き起こされています 。同時にプレベナーは耐性株を広くカバーしています。接種は標準として初回免疫を2カ月齢以上7カ月齢未満で開始し、27日間以上の間隔で3回接種します。追加免疫は通常、12~15カ月齢の間に1回接種します。またこの標準時期に接種できなかった場合、7ヵ月齢以上12ヵ月未満で接種を開始した際には合計3回、1歳~2歳未満では合計2回、2歳以上9歳以下は1回の接種を行います。

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